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アイフレイルとは
CATEGORY:Life
2022.4.26更新
年齢を重ねるにつれて目が疲れやすく、ピント
も合わせづらいと感じることが多くなるかと思
います。
年齢のせいと軽く考えがちですが、緑内障や
加齢黄斑変性など目の病気が潜んでいる場合も
あり、進行すれば失明の恐れもあります。

日本眼科学会や日本眼科医会などでつくる日本
眼科啓発会議では、加齢により目の機能が低下
した状態を「アイフレイル」と名付け、早い
段階で受診など対策を取るよう訴えています。

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        アイフレイルとは
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「フレイル」は、加齢に様々な要因が加わって
心身の機能が衰えて、要介護になる手前の状態を指します。
目の様々な機能も、加齢とともに衰えていきます。
そこに外的要因(生活習慣や喫煙、薬剤など)
や内的要因(強い近視や糖尿病、遺伝など)が
加わり、いろいろな目の病気を発症あるいは
予備軍の状態になり、視機能が低下、またはそのリスクが高い状態になります。
これを「アイフレイル」と言います。

その状態を放置していると、重度の障害に陥
り、歩いたり家事をしたり読書を楽しむなどと
いった日常生活が制限されるようになり、寝た
きりや認知症などで健康寿命が短くなることがあります。

●代表的な目の病気…白内障、緑内障、加齢黄斑変性など


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      アイフレイルチェックリスト
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日本眼科啓発会議は、目の病気の早期発見に
つなげるため、アイフレイルチェックリストを作成しました。

1.目が疲れやすくなった
2.夕方になると見えにくくなることがある
3.新聞や本を長時間見ることが少なくなった
4.食事の時にテーブルを汚すことがある
5.眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが多くなった
6.まぶしく感じやすい
7.まばたきしないとはっきり見えないことがある
8.まっすぐの線が波打って見えることがある
9.段差や階段が危ないと感じたことがある
10.信号や道路標識を見落としたことがある

上記の10項目のうち、2つ以上あてはまる場合
は、アイフレイルの可能性があります。
早期に発見できれば、適切な予防・治療が
可能となり、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。
早めに専門医に相談して、目の健康寿命を延ばしましょう。

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