寒さが肌にしみる季節となりました。
空調の効いた屋内と気温差の大きい屋外に出入 りしたり、季節の変わり目で一日の寒暖差が大 きくなると、鼻がムズムズしたり、くしゃみが 止まらなくなるなどの症状が現れることがあります。 その症状は一般的に「寒暖差アレルギー」と呼ばれます。 しかし、アレルギーの原因となるアレルゲンに よるものではないため、正確にはアレルギーで はなく、医学的には「血管運動性鼻炎」といいます。 ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★ 寒暖差アレルギーの原因 ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★ 寒暖差アレルギーの原因はまだ明らかにされて いませんが、一因として自律神経のバランスが 関係していると考えられています。 体内の環境は自律神経のバランスによって適切 に保たれており、鼻の粘膜にある血管の収縮や 拡張も自律神経によって通常はコントロールさ れています。 ところが、激しい寒暖差による刺激を受け続け ると自律神経のバランスが乱れ、鼻の粘膜の血 管の収縮・拡張の調節もうまくいかなくなります。 その結果、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻 炎の症状が現れやすくなるのです。 季節の変わり目で朝晩と日中の気温差が大きい ときや、室温と外気温の差が大きい部屋を出入 りするときに、7℃以上の気温差があると生じ るといわれています。 不規則な生活やストレスも自律神経が乱れる要因 となり、寒暖差アレルギーに影響するといわれています。 <主な症状> ・水っぽいサラサラした鼻水 ・鼻づまり ・くしゃみ ・頭痛 ・じんましん ・食欲減退 アレルギー性鼻炎と大きく異なるのは、目の 充血やかゆみなど目の症状が出ないことです。 ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★ 寒暖差アレルギーの対策 ☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★ ●着るものをこまめに調節し、寒暖差を感じにくくする ●スカーフやマフラーなどで首元を暖める ●マスクをする 冷気が鼻・のどの粘膜に触れることを防ぐことができる ●40℃前後のお風呂に入浴する 適度な温度のお風呂にゆっくりと入浴することは自律神経を整えるのに有効 ●適度な運動を行う 適度な運動やストレッチによって体の緊張をほぐし、自律神経のバランスを整える ●十分な睡眠をとる 不規則な生活やストレスは自律神経のバランスが乱れる原因となる。 十分な睡眠をとる、ストレスをためないようにするなどを心掛ける ●栄養バランスが取れた食事をとる 生姜や唐辛子などで体を温める 規則正しい生活を送ることで自律神経のバランスを 整え、温度差による刺激に左右されない体づくりを目指しましょう。
空調の効いた屋内と気温差の大きい屋外に出入 りしたり、季節の変わり目で一日の寒暖差が大 きくなると、鼻がムズムズしたり、くしゃみが 止まらなくなるなどの症状が現れることがあります。 その症状は一般的に「寒暖差アレルギー」と呼ばれます。 しかし、アレルギーの原因となるアレルゲンに よるものではないため、正確にはアレルギーで はなく、医学的には「血管運動性鼻炎」といいます。