11月後半になり紅葉もすすみ、寒さを感じる季節となりました。
いよいよ暖房やヒーター、こたつの出番となってきましたね。
その一方で空気の乾燥が気になりますが、みなさんはいかがでしょうか?
私の場合は、肌がつっぱる感じや髪のパサつき、喉の奥がイガイガして咳が出る、などの症状を感じています。
でも空気の乾燥による影響は、これだけじゃないんです! 症状として出やすいのは、「口臭」なんです。
空気が乾燥すると、口の中も乾きやすくなります。 そうなると、唾液が少なくなってしまい、口臭が出やすくなります。
口臭に対して相談にいらっしゃる方に唾液の少ない方がとても多いように感じています。
唾液は平均1~1.5Lほど分泌され、健康な方の口の中ではさらさらとした質の良い唾液が湧き出ています。
そして唾液は口の中の汚れを流し、きれいにしてくれているんです。
唾液には
といった役割があります。
唾液はふだん気にとめることはあまりないかもしれませんが、体を守る大事な役割を持っているのです。
唾液の質がよいと、口内に入ってきたウイルスや悪い細菌の活動をより防いでくれます。
☆唾液の質を高めるポイント☆
①80度ほどのお湯で入れた緑茶を飲む。(唾液の抗菌物質を増やしてくれるカテキンは緑茶に多く含まれています)
②乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、納豆、キムチ、アボガド、海藻、根野菜(いも、レンコン)を食べる
※唾液に抗菌物質が含まれるので、口臭の原因となる悪い菌を抑えてくれます。
③朝起きたら朝食前にうがいをして口腔内をリセット
簡単にできるので、ぜひ実践していただけたらうれしいです。
空気の乾燥以外に口が乾く原因として
薬の副作用、糖尿病、シェーグレン症候群、ストレス、加齢、口呼吸 があげられています。
もし口の中の渇きが気になったら口で息をしていないか?注意してみてください。
そしてこまめに水分を取る、又はうがい(ぶくぶく)を取り入れてみてくださいね
ガムを嚙むことや、よく嚙んでゆっくり食事することは唾液腺が刺激され効果的です。
おふろに入ってリラックスしながら唾液腺マッサージするのもよいですよ。
口臭の原因となる菌は、些細なことでバランスを崩してしまいます。
どうしても
「ケアしているのに口臭が気になる」 「自分ではわからないけど、口臭があるかも」 という方は唾液が少ないかも…といったことも考えてみてくださいね。
う~ん・・・と悩んでいられたらお口のプロにご相談いただけたらと思います。
おひとりおひとり口の中は日々変化し違いますので、 その時のあなたに合ったケアや対策を取り入れられることが、安心して口臭を気にせず過ごせれます。
空気の乾燥が本格的になる前に、お口のケアでスッキリしてみてください^^
#口臭
#口腔ケア