旬の食材は美味しく、栄養価も高くなります。 旬の食材を取り入れて、健康づくりに役立てましょう。 ●アユ(鮎) 鮎の内臓にはビタミンAが非常に多く含まれています。 ビタミンAは目の健康、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあります。 また、骨や歯を丈夫にするカルシウムやビタミ ンD、不飽和脂肪酸のEPA、DHAも豊富に含まれています。 鮎は骨ごと食べられるため、カルシウムの摂取 量も増え、カルシウムの吸収を促進するビタミ ンDも同時に摂取できるため、骨粗しょう症の 予防に役立ちます。 ●さくらんぼ さくらんぼの主成分はブドウ糖ですが、ビタミ ンA、C、B1、B2、カルシウム、カリウム、 鉄分、カロテン、などを少しずつバランスよく 含んでいます。 また、さくらんぼの酸味はリンゴ酸、クエン酸、 コハク酸などの有機酸によるもので、これらの 成分は疲労回復や血行増進に効果的に働きます。 さらに、さくらんぼの果肉の赤や紫色は、ポリ フェノールの一種であるアントシアニンという 色素で、毛細血管の強化、目の疲れの回復、 活性酸素の生成を抑えるなどの働きがあります。